熱中症で頭痛やめまいが発症したときの応急処置(1)

● 熱中症ってどんなもの?

◎ 頭痛・吐き気も熱中症の症状の一つ

熱中症の中等症(意識障害がある場合には病院への搬送を必要とする)の症状の中には、頭痛や吐き気があります。

熱中症の初期症状として現れるめまい(目眩、眩暈)や立ちくらみ、一時的な失神の症状が進行すると、頭痛や吐き気、体のだるさ(倦怠感)の症状が現れることがあります。

 

 

熱中症で頭痛やめまいが発症したときの応急処置(1)
熱中症で頭痛やめまいが発症したときの応急処置(2)
熱中症で頭痛やめまいが発症したときの応急処置(3)

 

◆ 熱中症で頭痛と吐き気が起こるメカニズム

 

暑さで体温が上昇すると、体にこもった熱を外に逃がして体温を下げようと、汗をかいたり(発汗)、皮ふの血管を広げて体の表面から熱を空気中に逃がそうとしたり(熱放散)します。

暑い中では体の表面からの熱放散が難しくなるため、主に汗をかき、汗の蒸発による気化熱で体温を下げようとします。

炎天下や暑い室内で長時間労働やスポーツをすると、体温を下げようと大量に汗をかき、体内の水分・塩分が不足することで、血液の流れが悪くなります。

それにより、熱中症の初期症状である、めまいや立ちくらみ、一時的な失神といった熱失神が現れることがあります。

その状態で、適切に水分・塩分の補給や身体の冷却が行われないと、脳や消化管、肝臓への血流低下や、それら重要臓器自体の温度上昇により、全身の倦怠感(だるさ)や頭痛、吐き気といった症状が現れてきます。

 

◆ 頭痛や吐き気とともに現れる症状

 

全身の倦怠感や脱力、頭痛、吐き気等があり、体がぐったりする、力が入らないなどもあります。「いつもと様子が違う」程度のごく軽い意識障害が出ることもあります。

少しでも意識がおかしい場合には、医療機関へ連絡しましょう。

また、熱中症の初期症状であるめまいや立ちくらみ、一時的な失神といった熱失神と同時に起こることもあります。

暑い中で運動や活動をしている時に、体のだるさや吐き気、頭痛を感じたら、熱中症の症状である可能性があります。すぐに水分・塩分の補給と涼しい場所での休憩をしましょう。

 

◆ 頭痛やめまいが発症したときの対処法

 

まずは、意識がはっきりしているかを確認しましょう。

意識が朦朧としているようであれば、迷わず医療機関へ。

意識がはっきりしている場合は、次のような対処法を行いましょう。

 

対処法1

・安全で涼しいところへ移動させましょう

クーラーの効いた室内や、車内、屋外であれば風通しのよい日かげなど、安全で涼しいところに移動しましょう。このとき、自分の足で歩ける状態でもめまいや立ちくらみ、一時的な失神によるふらつき・転倒に注意しましょう。

 

対処法2

・体を冷やしましょう

衣服をゆるめて、風通しを良くし、体の熱を逃がしましょう。

まずは体表面にでている顔、両腕、足などを水で冷やすと良いでしょう。
冷やす際には、保冷剤やペットボトルなどにタオルやハンカチを巻き、体表近くを走る静脈(太い血管)の通る首筋やわきの下などを冷やすのが効果的です。

 

対処法3

・水分補給を行いましょう

スポーツドリンクや0.1~0.2%の濃度の食塩水(1リットルの水に対して1~2gの食塩を加えたもの)などを自分で飲んでもらい、体内から失われた水分・塩分を補います。

自分でうまく飲めない場合や、嘔吐や吐き気などがあって水分補給に適さない場合は、医療機関を受診しましょう。

 

● 熱中症の予防・対策

 

いつでもどこでもだれでも条件次第で熱中症にかかる危険性がありますが、熱中症は正しい予防方法を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。

例えば、初夏や梅雨明け・夏休み明けなど、体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇するときは特に危険です。無理せず、徐々に体を慣らすようにしましょう。

 

◎ 熱中症に特に注意が必要な時期

  • 5月の暑い日
  • 梅雨の晴れ間
  • 梅雨明け
  • お盆明け

 

◆ 【対策 1】 シーズンを通して、 暑さに負けない体づくりを続けよう

 

熱中症を予防するためには、暑さに負けない体作りが大切です。気温が上がり始める初夏から、日常的に適度な運動をおこない、適切な食事、十分な睡眠をとるようにしましょう。

 

・「水分を」こまめにとろう
のどがかわいていなくても、こまめに水分をとりましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながります。
・「塩分を」ほどよく取ろう
過度に塩分をとる必要はありませんが、毎日の食事を通してほどよく塩分をとりましょう。大量の汗をかくときは、特に塩分補給をしましょう。ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上、その指示に従いましょう。
・「睡眠環境を」快適に保とう
通気性や吸水性の良い寝具をつかったり、エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症を予防しましょう。
・「丈夫な体を」つくろう
バランスのよい食事やしっかりとした睡眠をとり、丈夫な体をつくりましょう。体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。

 

◆ 【対策 2】 日々の生活の中で、暑さに対する工夫をしよう

 

暑さは日々の生活の中の工夫や心がけでやわらげることができます。適度な空調で室内の温度を快適に保ったり、衣服を工夫することで、熱中症の危険を避けやすくなります。また、日よけをして直射日光を避けましょう。自分のいる環境の熱中症危険度を常に気にする習慣をつけることも重要です。

 

・「気温と湿度を」いつも気にしよう
いま自分のいる環境の気温や湿度をいつも気にしましょう。屋内の場合は、日差しを遮ったり風通しを良くすることで、気温や湿度が高くなるのを防ぎましょう。
・「室内を」涼しくしよう
扇風機やエアコンで室温を適度に下げましょう。過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」とガマンしてはいけません。
・「衣服を」工夫しよう
衣服を工夫して暑さを調整しましょう。衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶとよいでしょう。
・「日ざしを」よけよう
ぼうしをかぶったり、日傘をさすことで直射日光をよけましょう。また、なるべく日かげを選んで歩いたり、日かげで活動したりするようにしましょう。
・「冷却グッズを」身につけよう
冷却シートやスカーフ、氷枕などの冷却グッズを利用しましょう。毎日の生活で使えるものから夏の寝苦しさをやわらげるようなものまで、さまざまなグッズがあります。ちなみに、首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことができます。

 

◆ 【対策 3】 特に注意が必要なシーンや場所で、 暑さから身を守るアクションを

 

炎天下でのスポーツや、空調設備の整っていない環境での作業時などでは、熱中症の危険からしっかりと身を守るアクションをとることが必要です。適度な水分と塩分の補給をおこない、こまめに休憩をとるようにしましょう。

 

・「飲み物を」持ち歩こう
出かけるときは水筒などでいつも飲み物を持ち歩き、気づいたときにすぐ水分補給できるようにしましょう。
・「休憩を」こまめにとろう
暑さや日差しにさらされる環境で活動をするときなどは、こまめな休憩をとり、無理をしないようにしましょう。
・「熱中症指数を」気にしよう
携帯型熱中症計やテレビ、Webなどで公開されている熱中症指数で、熱中症の危険度を気にしましょう。

 

この記事は「熱中症ゼロへ」さんのサイトから転載しました。

熱中症ゼロへ
https://www.netsuzero.jp/

 

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