covid-19 wiki 新型コロナウイルス感染症をWikipediaで調べた






● 新型コロナウイルス感染症 (2019年)

 

2019年新型コロナウイルス感染症(2019ねんしんがたコロナウイルスかんせんしょう、英: Novel Coronavirus disease 2019, COVID-19)は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)がヒトに感染することによって発症する感染症。

日本では単に新型コロナウイルス感染症と呼ばれ、感染症法に基づいて強制入院などの措置を取ることができる指定感染症(二類感染症相当)に指定されたほか、新型インフルエンザ等対策特別措置法上も期限付きで新型インフルエンザ等とみなされ、日本国政府が緊急事態宣言を発令できるようになった。

2019年12月に、中華人民共和国湖北省武漢市で初めて検出された新興感染症であり、以降世界各地で感染が拡大(パンデミック)している。

 

● 名称

 

2020年1月9日、世界保健機関 (World Health Organization; WHO)は中華人民共和国湖北省武漢市における肺炎の集団発生が新型コロナウイルス(原文では“novel (or new) coronavirus”)によるものであるとする声明を出した。日本の厚生労働省検疫所では「新しいコロナウイルス」ないし「武漢肺炎」(原文は“pneumonia in Wuhan”)と訳している。

同年2月1日、「新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令」の執行により、法令において「新型コロナウイルス感染症」と定められた。厚生労働省や日本感染症学会もこれに準じている。

同年2月11日、世界保健機関 (WHO)がCOVID-19(コヴィッド ナインティーンまたはコビッド ナインティーン)と命名した。COVID とは 英語: “Corona-virus disease”(コロナウイルス疾患)の略称で、19は最初にウイルスが発見された2019年を表している。

WHOは、ヒトに感染する新たな感染症やウイルスの名称に、地域・人名・動物・食品名、特定の文化や産業名を含めないと規定しており、この命名について、固有の地名や国名などと関連付けることで起こる、特定の集団へのスティグマを防ぐよう考慮したと説明した。日本においては「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」と併記される場合もある。

中華民国(台湾) の衛生福利部疾病管制署では、COVID-19の簡称として「武漢肺炎」の呼称を公的文書で使用しているほか、香港や韓国、日本などの一部報道においても「武漢肺炎」などの表記が用いられている。

 

● 病理

◆ 病原体

 

SARS-CoV-2(サーズコロナウイルス ツー)に感染することによって発症する。

 

◆ 感染経路

 

感染経路としては、ウイルスが付着した手で鼻や目や口を触ることによる接触感染と、咳やくしゃみによる飛沫感染がある。

空気感染は確認されていないが、エアロゾルを発生する医療処置がなされた際には、感染に関与する可能性が指摘されている。中華人民共和国の衛生当局は、飛沫感染・接触感染に加えて「閉鎖された環境で長時間、高濃度のウイルスの粒子を吸った場合」のエアロゾル感染も追加した。

気道が主要のウイルス伝播経路になるとみられるが、SARSコロナウイルス感染と同様、消化管および粘膜組織(結膜など)もウイルスの体内侵入方法である可能性がある

 

◆ 宿主細胞受容体

 

SARS-CoV-2は、SARSコロナウイルスと同じく宿主細胞のアンジオテンシン変換酵素II (ACE2)受容体に結合して感染するとみられている。ヒトACE2とSARS-CoV-2のspike蛋白質の受容体結合ドメインとが、相互作用する様子をシミュレーションした動画が公開されている。

ACE2受容体は気管支・肺・心臓・腎臓・消化器等に発現している。Human Protein Atlas(英語版)によればACE2受容体は腸や腎臓に多く発現している。また、中国での研究によればACE2受容体は舌の上皮細胞にも多く発現しているとされる。

通常、ACE2受容体は刺激されるとアンジオテンシンIIを分解することで血圧上昇のためのレニン・アンジオテンシン系 (RA系)を阻害するが、このRA系阻害作用は臓器の保護に重要な可能性がある。SARSコロナウイルスではマウスでの動物実験においてACE2受容体の発現を減少させるとされ、新型コロナウイルス感染症の患者の血漿においてもアンジオテンシンIIが高いレベルにあるという情報がある。そのため、新型コロナウイルス感染症の治療においてRA系の阻害が提案されている。

高血圧患者は新型コロナウイルス感染症で重症化しやすいとされる。

 

● 症状と徴候

◆ 初期症状

 

症状は特異的ではなく、症状のないもの(無症候性)から重症の肺炎、死亡まで幅広い。典型的な症状・徴候としては発熱、空咳、疲労、喀痰、息切れ、咽頭痛、頭痛、下痢などがある(表参照)。くしゃみ、鼻水、のどの痛みなどの上気道症状は少ない。WHOの進藤奈邦子シニアアドバイザーは、この病気は下気道に親和性が強く、排ウイルスのピークは発症日から3、4日後くらいと報告している。

初期症状が風邪とそっくりであるために、発症早期の段階では区別が困難である。感染から潜伏期間(推定2日間-14日間)を経た後に、微熱発熱と風邪症状が約1週間続く。2020年1月25日時点での中国では、初期症状は、肺炎に特有の発熱や咳だけとは限らず、下痢や吐き気、頭痛や全身のだるさなど、消化器系や神経系の症状の場合もあり、早期の診断を難しくしていると伝えられた。また特に発症早期の場合は発熱が必ずしも現れるわけではないため、発熱検知装置だけで検出できない可能性がある。

一方2020年(令和2年)2月14日に、神奈川県横浜市での緊急シンポジウムで、国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、現在は「軽微な呼吸器症状を見極め、感染者を早期に見つけることが重要な時期」として、以下のように述べた。

 

胸部レントゲンとCT検査の両方を実施した41歳日本人男性の症例では、CTのみで左肺の尖部と舌区に、一部湿潤影を伴うすりガラス影を認めて肺炎と診断できた。レントゲンではとても見抜けない非常に小範囲な陰影だった。通常、こうした臨床像の患者にCTを撮ることは現実ではないが、背景に感染の流行という特殊な状況があったため、実施してキャッチできた。

複数の軽微な症例を診察した結果、感冒症状が一週間続き、かつ倦怠感が強いという臨床上の経過は、感冒やインフルエンザの経過と明らかに異なる。

-- 国際感染症センター長・大曲貴夫 、2020年2月14日

 

症状 %
発熱 87.9
空咳 67.7
倦怠感・だるさ 38.1
33.4
嗅覚障害・味覚障害 30 - 66
息切れ 18.6
筋肉痛・関節痛 14.8
のどの痛み 13.9
頭痛 13.6
悪寒 11.4
吐き気・嘔吐 5.0
鼻づまり 4.8
下痢 3.7 - 31
喀血 0.9
結膜充血 0.8

 

2020年3月30日、日本耳鼻咽喉科学会は、新型コロナウイルス感染症で嗅覚(におい)や味覚(あじ)の低下があるとの報道を受け、「嗅覚や味覚の障害は(中略)必ずしも新型コロナウイルスだけが原因ではなく、また、新型コロナウイルス感染症による嗅覚や味覚の障害は自然に治ることが多く、特効薬もない」として、2週間は出来るだけ不要不急の外出を控え毎日体温を測り様子を見るよう、声明を出した。

 

◆ 進行症状

 

二次的な細菌性肺炎もあるが、感染後1 - 2週間以内に発症した肺炎はウイルス性のものが多いと見られている。

重症化すると急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や急性肺障害(ALI)などを起こし、人工呼吸適応となる場合が多い。

 

◆ 潜伏期間

 

潜伏期間については、世界保健機関(WHO)は2日間から10日間[70]、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は2日間から14日間とそれぞれ推定している。

暫定推定値1 - 12.5日間、平均5日程度。ただし極少数ながらそれ以上の潜伏期間例報告もある。

ある感染者の発症(1次症例)から、2次感染者の発症(2次症例)までの「発症間隔」は、SARSの 5.3 - 19日に対して、本症は 3.5 - 5.9日と見られており、潜伏期間に感染能力を持つ可能性が指摘されている。

 

◆ 合併症

 

約1週間の初期症状期に回復しない場合は、高熱、気管支炎、肺炎の初期症状などが併発してくる。重症例では、呼吸不全が起こる。また、血液に乗ってウイルスが体内に拡散され、肝不全、腎不全、心不全、脳炎もしくは中枢神経系感染、多臓器不全などを引き起こすことが確認されている。

中国本土ではウイルス性脳炎や髄膜炎疑い症例が報告されており、日本では2020年3月7日に山梨県で髄膜炎の発症が初めて報告された。髄膜炎徴候患者の髄液を採取してPCR検査したところ陽性だった。

 

◆ ウイルス株についての相違点

 

◎ 中国からの報告

2020年3月、このウイルス(中国内外の103例)を北京大学など中国の研究チームが遺伝子解析した結果、コウモリ由来のウイルスに近く古くからあるとみられるS型(全体の3割)と毒性の強弱は不明だが頻度が高いとみられるL型(全体の7割。武漢市の流行では大半を占めるが、市外の流行では現在は減少傾向にある)という塩基配列の異なる2つの型に分類できることが分かった。

患者の多くは片方の型にしか感染していないものの両方の型に感染した例も確認されており、ウイルスに一度感染し症状が治っても別の型に「再感染する」と言う報道もあるが。再感染の可能性および原因については議論があり今後の研究・検討を要する。

2020年3月23日の時点では以下の事が判明している。本ウイルスの主要な株はL型(L亜型)とS型(S亜型)に分かれる。ウイルスのRNAの第28,144番目の塩基の違いにより指定されるアミノ酸がロイシン(L型)かセリン(S型)かによって区別される。

 

◎ L型

中国武漢市での初期流行ではL型が支配的。当初の報告ではL型はより攻撃的で、より急速に蔓延するとされていた。そのため、流行対策による人的介入のため選択圧が掛かり割合的に減少したと見られている。ただし、後に「感染力が強い」と言う点については修正され、「頻度が高い」に表現が改められている。

 

◎ S型

進化的に古く、変異前(先祖型)のものと見られている。攻撃性が低いため選択圧が弱く、相対的に割合が増加したと見られる。

 

◎ ケンブリッジ大学などからの報告

2020年4月のイギリス・ケンブリッジ大学などによる報告では、このコロナウイルスは、A・B・Cの『3つの型』に分けられるとした。Aは中国のコウモリ由来のウイルスに近く、中国や日本の感染者でも見つかったが、米国やオーストラリアの感染者が多かった。Aから変異したBが武漢市を中心として中国や近隣諸国で爆発的に増えたとみられ、欧米などに飛び火した例は少なかった。Bから変異したCは、イタリア、フランス、イギリスなどヨーロッパで多かった。

 

◎ 日本バイオデータからの報告

株式会社日本バイオデータによる査読前論文では、ウイルスのRNA配列のうち第8782番目、第28144番目、第29095番目の塩基に着目し、本ウイルスをTCC、TCT、CTCの3つの型に分類した。TCCおよびTCTは中国のグループの示すS型、イギリスのグループが示すA型に相当する。またCTCは中国のグループが示すL型、イギリスのグループが示すB型およびC型に相当する。

 

◆ 鑑別診断

 

他のウイルス性気道感染症、細菌性肺炎などとの鑑別は、症状や身体所見からは難しい。レントゲン画像または肺CT画像による鑑別が可能な場合がある。病変は中国の81症例中、無症候の時期の病変は、片側性、multifocal(多発斑状)、すりガラス状陰影が優位であり、発症後1週間以内では両側性やすりガラス状陰影が卓越、びまん性が優位となる。発症後1週間を越えるとコンソリデーションや混在病変が優位となる。

病変は末梢に分布しやすく、リング状陰影(reversed halo sign)は特徴的である。胸水やリンパ節腫脹は少ない。

免疫抑制下では易感染でありニューモシスチス肺炎との鑑別が重要である。

 

◆ 血栓

 

重症患者の最大30%に危険な血栓がみられると指摘されている。

 

● 検査

 

COVID-19臨床検査には、ウイルスの存在を検出する方法と、抗体を検出する方法がある。ウイルスのウイルスの存在診断にはPCR検査法があり、日本では新型コロナウイルスの遺伝子領域からオープンリーディングフレーム(ORF)1aとスパイクタンパク質を検出する2-step RT-PCR 法(2ステップ逆転写ポリメラーゼ連鎖反応法)またはリアルタイム one-step RT-PCR 法(TaqMan プローブ法)が使用される。

これらの検査は臨床検査技師等が行なっている。その他に補助的な検査として、血液検査やコンピュータ断層撮影を用いた画像検査などを用いる。

 

● 治療法

 

2020年7月現在、日本で認可されている治療薬はレムデシビルとデキサメタゾンのみである。2020年3月17日に、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第1版」が作成され、同年7月17日、第2.2版が発行された。同手引きに記載の、日本国内で入手できる薬剤の適応外使用で、国内において治験または特定臨床研究が実施されている薬剤は、以下である(五十音順):

1.アジスロマイシン(ファイザーのジスロマック)
2.イベルメクチン(MSD製造・マルホ販売の駆虫薬ストロメクトール)
3.カモスタットメシル酸塩(小野薬品のフオイパン)
4.サリルマブ(サノフィ製造販売・旭化成ファーマ発売のケブザラ)
5.シクレソニド(帝人ファーマのオルベスコ)
6.トシリズマブ(中外製薬のアクテムラ)
7.ナファモスタットメシル酸塩(日医工のフサン)
8.ネルフィナビルメシル酸塩(日本たばこのビラセプト)
9.ヒドロキシクロロキン(サノフィのプラケニル)
10.ファビピラビル(富士フイルム富山化学の 抗インフルエンザ薬アビガン)
11.ロピナビル・リトナビル(アッヴィのカレトラ配合錠):抗HIV薬;プロテアーゼ阻害剤

 

下記のごとく新規治療薬の開発が行われている。

◆ 治療薬候補

 

2020年1月末の時点で各国の暫定的な治療指針はあっても、確立された治療法はなく、解熱や鎮痛や鎮咳などの対症療法のみが行われていた。医学界・製薬業界では、次の両面戦略を開始していた。

過去のSARS、MERS、エボラ出血熱、エイズウイルス(HIV)等のウイルスに有効であった既存の薬剤や、実際のMERSやこのSARS-CoV-2に、試験管レベルで有効な薬剤を網羅的に探索する研究(スクリーニング)などで候補薬剤を探して、転用(適応拡大)する。COVID-19での臨床研究が個々に進める。
新技術を頼りに、かつてないスピードでワクチン(→ #ワクチンの開発)や抗体医薬(→ #抗体医薬の開発)その他の新薬を開発する。
2020年5月現在、日本において有望と注目されている主な薬剤は以下である(五十音順)。うちレムデシビルは2020年5月1日、アメリカ食品医薬品局による緊急時使用許可(EUA)を取得し、それを受けて日本でも2020年(令和2年)5月7日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で、医薬品医療機器等法の特例承認を許可された。

1.イベルメクチン(MSD製造・マルホ販売の駆虫薬ストロメクトール)
2.インターフェロン
3.クロロキン(リン酸クロロキン (抗マラリア薬)・アルビドール (抗インフルエンザ薬)・完治患者の血漿)または ヒドロキシクロロキン(プラケニル)
4.シクレソニド(帝人ファーマのオルベスコ
5.トシリズマブ(中外製薬のアクテムラ)
6.ナファモスタットメシル酸塩(日医工のフサン)
7.ファビピラビル(富士フイルム富山化学の 抗インフルエンザ薬アビガン)
8.レムデシビル(ギリアド・サイエンシズのGS-5734)
9.ロピナビル・リトナビル(アッヴィのカレトラ配合錠):抗HIV薬;プロテアーゼ阻害剤
10.武田薬品工業の高免疫グロブリン製剤 TAK-888(3月18日に開発着手発表)

 

以上wikiから

 

 




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